hiv感染の日和見感染症でのイトラコナゾールと注意点

ウイルス感染により後天的に免疫不全に陥る事で知られるhiv感染症ですが、この病気は様々な合併症を併発します。合併症の多くは感染症であり、免疫機能低下時に罹患し、健常者には先ず影響を及ぼすものではないところから日和見感染症と呼ばれています。これらは23種が指定されており、真菌感染症の幾つかが含まれています。hiv感染患者が持つ真菌症の特徴は、血流に乗り身体の隅々にまで真菌が行き渡り多大な影響を及ぼす点にあります。具体的には真菌が深部に入り込み、時には内臓にまで達します。真菌症の治療薬として現在頻繁に使用されるイトラコナゾールは、hiv感染に合併した真菌症症例にも適用されます。強い抗菌活性と幅の広い抗菌スペクトルを持つことを特徴とし、通常の皮膚表在性のものは勿論の事、皮膚の深部や内臓性真菌症例にも効果を発揮する事が立証されているのがその理由です。イトラコナゾールの適応症例は一般的な真菌症全般とhiv感染合併真菌症で発生するヒトプラズマ症(全身又は肺以外)・カンジダ症・クリプトコッカス症(肺以外)・ニューモシスチス症・コクジオデス症とされています。イトラコナゾールは比較的副作用の少ない薬剤として知られていますが、全く副作用がないわけではありません。軽い副作用として腹部の不快感・発疹・光過敏・肝機能値の若干の変動等その他を挙げることができます。重篤なものとしては重い肝機能障害・重い皮膚粘膜障害・アナフィラキシー等その他があります。詳しくは添付文書や医師から情報を入手し注意することが必要です。その他の注意点としては、薬物相互作用の多い薬剤である為、既往症があり他薬剤を服用の方は、医師に投薬情報をつぶさに伝える必要があります。又、妊産婦・小児への投与・薬物過敏症歴を持つ人・肝臓や腎臓に既に障害を持つ人・高齢者には注意する旨の記載が添付文書にあります。